
【株式会社ACRMTSM】繊研新聞に掲載いただきました。

私、株式会社ACRMTSM 代表取締役社長 大槻はこの度、繊研新聞社に取材いただきました。新聞、デジタル版で掲載されています。
是非一度ご覧ください。
▶︎新聞への掲載は朝日新聞に続き、2度目の掲載となります。
・金沢市で17年に、わずか約25平方㍍でスタートした専門店ACRMTSM(アクロマティズム)は約7年で急拡大している。
・現在金沢に290平方㍍、富山に約1300平方㍍の巨大な城を構える。
・1シーズンに100万円以上買う顧客が100人に上るという同店のコンセプトは、服ではなく「明日を売る」こと。
・金沢店は、ショーウィンドウもない白い壁に三つのドアが並ぶ。小さく店名が書かれた扉を開けると、壁の骨組みに使われる鉄骨をむき出しにした緊張感漂う空間が広がっている。
・店内には工事現場の足場をあえて持ち込み、什器として使用する。「壊しているのか直しているのかわからないような空間」で、“完成と未完成の狭間”を表現し、世界の名だたる建築家が受賞するレッドドット・デザイン賞のブランド&コミュニケーションデザイン賞を受賞した。
・こだわった内装だが大幅な露出は控え、あくまでクローズドにこだわる。インスタグラムでもほとんど投稿はせず、ストーリーでの入荷告知に絞る。
・控えめな発信と、中心から外れた立地だが、週末には多くの客が来店する。
・金沢店には「ヨウジヤマモト」「ヨーク」「シュタイン」「ダイリク」など約150ブランドを展開。
・ブランドとの取引は“結婚”と考える。「ブランドからどんなボールが来ても受け止める」との思いで、ブランドを増やしてきた。
・来た事がない人も顧客の意思を持つ。
・根底にあるのは服を通じて「明日を売りたい」との思い。
・大槻さんは、東京都八王子市の寺の跡継ぎ息子として生まれ、その出自や両親の離婚などをめぐり、葛藤や寂しさを感じた過去がある。しかし、葛藤の中でも「母親が駄菓子を買ってくれた」ことなど、それだけで明日も頑張ろうと思える高揚感は深く記憶に刻まれている。
・誰にでもくる明日なら、「ワクワクするような明日を感じてもらいたい」。
・インスタグラムやECを見て楽しむ「一度も買ったことのない人も顧客」と捉える。
・服を売ること以上に、顧客の「明日」を一番に考えたブレないコンセプトが、顧客の心を掴んでいる。