
【MAD et LEN】ASPHALTE ROSEという香り

ASPHALTE ROSE
樹皮、オポポナックス、バーチ、ラベンダー、ベルガモットなど個性豊かな素材が彩るまろやかな香りです。
香りについて
ASPHALTE ROSE(アスファルトローズ)
香りの系統 : 夏の雨上がりに漂うフレッシュな薫風を想起させる香り。
香りの印象
この香りのインスピレーションソースは、夏の休日、雨上がりの暖かい歴青から着想得て製作しております。
香りの印象 : まろやかな暖かみのある甘さに、ほのかに柑橘や清涼感が添えられ、フローラルハーブが全体を支えるようにブレンドされた香り。
初めの印象は「あ、ローズのいい香り。」
瞼を閉じもう一度香りの奥を探ってみると、そこには「ローズのいい香り」とはひと味違う、至高の庭園が広がっています。
またスイートミルラとも呼ばれるオポポナックス、バニラに近いとされる樹皮(エゴノキ)のウッディで控えめな甘さが、絶妙に湿度を帯びた、まろやかな甘い芳香がふわっと立ち上るとても良い役割を果たしています。
そこに、爽やかなベルガモット、清涼感のあるクリーンなバーチ、暖かみのあるラベンダーが繊細に奏でることにより洗練され、全体にまとまりを与えています。タイトルとは違い、ROSEを主役としない調香のマジックです。
ASPHALTE ROSEも他の香り同様、天然の素材である植物のエッセンスのみで調香されています。MAD et LENの香料詳細は非公開のため、ここからは想像を交えたお話が多くなりますが、ご容赦ください。
歴青(瀝青)とはアスファルトのこと。
ヨーロッパではビチューメンと呼ばれ、天然のアスファルトも含まれます。夏の陽光が照りつける、雨上がりの湿った歴青(瀝青)。その傷んでひび割れたわずかな隙間から、力強く茎を伸ばし咲く花。歴青の両サイドを敷き詰めるのは、鮮やかなグリーンと目も眩むようなラベンダーやベルガモットの絨毯。続くこの道のはるか先には神秘的なバーチの群生地。ふと立ち止まって見た、旅のワンシーンかのような風景です。

【オポポナックス】
「スイートミルラ 」とも呼ばれ、ミルラ(没薬)の近縁種であるカンラン科の樹木の樹脂で精油はつくられます。スパイシーなミルラに比べ、オポポナックスは暖かみと柔らかさがあり、若干パウダリーに香ります。古代では宗教にまつわる儀式で用いられるほどの格式があり、お酒の香り付けとしても活躍しています。アロマテラピーでは、鎮静作用や高揚作用が期待できるとされています。
落ち込んだり塞ぎ込んだ心を明るい気分にさせ、心を穏やかにサポートします。