
【ATON】SUVIN COTTONシリーズのご紹介

ここにしかないもの
デザインから生産のすべての過程において、“0” から “100” まで、丁寧をカタチにしたブランド、ATON(エイトン)。
ATONの名前の由来は A to N “あ” から “ん” まで。 「原材料から仕上がりに至るまで、生産者との密なコミュニケーションを大事にしながら、目に見える生産背景できっちりとしたものづくりをしたい」という想いが込められています。
ATONの服は一見スタンダードながら、着用したときのシルエットが美しいのが特徴。徹底的な研究で素材の特質・魅力をよく理解したうえで、デザインに落とし込んでいます。また着心地と着姿の両軸をきちんと考えているため、美しいだけでなく、ストレスフリーな着心地も実現しています。

ATONのSUVIN COTTONが生まれるまでのお話
ATONのシグニチャー素材である「SUVIN COTTON」。馴染みある ”COTTON” の前についた ”SUVIN” とはなんだろうと思われたことはありませんか?
SUVIN COTTON(スヴィンコットン)とはインド原産の綿花で、繊維長が細く長い為、シルクのような艶と肌触りの良いのが特徴です。その光沢の美しさからインドの宝石と言われ、インドの紡績ではスヴィンコットンを使用する際には神に祈りを捧げるといいます。
そのスヴィン綿花は、インド南部、タミル・ナードゥ州のジャングルで育まれます。その高度と緯度のおかげで、綿花に適した気候でありながら肥沃な土壌を備える、世界的にも稀な超長綿の産地であります。

ATONではその土地の限られた農家で栽培されている特別なスヴィン綿花を使用しています。一般的に機械で刈り取られる綿花を手摘みでひとつひとつ収穫し、人の手でごみや種を取り除いていきます。
世界全体の綿花生産量の約0.1%以下の生産量で、大変希少性が高く特別な価値があります。

圧縮の工程を経た後、そこから更に手作業でごみを取り除いていきます。そして、繊維を一本一本ほぐしながら引き揃えるコーミングを何度も行います。途方もない作業をできる限り人の手で行うことで、繊維を傷つけず、油分を損なわず、美しい「糸」が生まれます。
その「糸」を日本で撚合わせや撚り増しをして、和歌山のニッターさんにて丁寧に編み上げたのが、ATONのジャージ素材です。
一般的なスヴィンコットンと比べるも、その艶や滑らかさは圧倒的で、そこからATON独自の方法で糸を紡ぎ、生地を編み、天然繊維のすばらしさを活かした様々な商品を作り出しています。